投資と経済
KOSPIが17%上がった日、私の指標も買いを示した
KOSPIとKOSDAQの激しい反発、SKハイニックスのストップ高を見ながら、暗号資産向けに作った売買シグナルの意味と限界を考え直した。

Summary
ひと目でわかる要約
- 7月31日のKOSPIとKOSDAQの二桁反発、SKハイニックスのストップ高を、安心材料より警戒材料として見た。
- 暗号資産の高い変動性を想定したPine Script指標が昨年初め以来の買いを示したが、予測力については今も懐疑的だ。
- SKハイニックスを逃した悔しさは認めつつ、シグナルより先に売買理由と許容損失を記録することにした。
これは私の投資過程と考えを残す個人的な記録だ。特定銘柄の売買を勧めるものではなく、以下の指標や見解を投資判断の参考にしてはならない。すべての投資判断と結果の責任は投資家本人にある。
7月31日の市場を数字だけで見れば、まさに反発だった。KOSPIは6,595.45で前日比17.91%上昇し、KOSDAQは719.76で11.63%上がった。SKハイニックスは29.95%高の171万8千ウォンでストップ高を記録した。一日、一つの画面に収めるには大きすぎる数字だった。
私は喜びより先に少し不安になった。大きく下がった後に大きく上がったからといって、安全になったとは限らない。エレベーターが落下した後に天井まで跳ね、上向きだから正常運転だと言われているような気分だった。私の乗り物酔いはまだ通常営業中だった。
反発より先に変動性が見えた
KOSPIでは775銘柄が上昇し、外国人投資家は7兆ウォンを超える買い越しだった。KOSDAQでも1,557銘柄が上がった。幅広い反発ではあったが、私にはKOSPIが一日で1,000ポイント以上動いた事実のほうが強く残った。
SKハイニックスの最近の終値を見ると、さらに複雑な気持ちになる。7月24日の175万9千ウォンから、28日は155万ウォン、29日は140万1千ウォン、30日は132万2千ウォンへ下がり、31日には171万8千ウォンのストップ高となった。同じ企業への評価が毎日冷静に30%近く変わったと考えるには、値動きが速すぎる。
だから私は、この上昇を方向の確認というより、リスクの大きさを再確認した日だと受け止めている。画面が赤から緑に変わっても、変動性は消えない。ジェットコースターが上り始めたからといって、安全バーは外せない。
暗号資産向けの指標が韓国株で忙しくなった
私は以前、暗号資産の売買を補助するためにPine Scriptで簡単な売買シグナルを作った。変動性の大きい資産を前提とし、小さな揺れより過熱と反転を広く見るためのものだった。ところが最近、この指標は暗号資産より韓国株のチャートで熱心に働いている。開発者として性能向上は好きだが、これは望んでいた性能向上ではない。
私の記録では、昨年初めに買いを示した後、長い間売り側のシグナルが続いた。そして今回、再び買いが表示された。久しぶりの緑の三角形は気になったが、有意な転換だと考えるかと聞かれれば、答えは今も「懐疑的」だ。

私が作った参考用Pine Script指標の画面。169万ウォンという表示はシグナルを確認した取引時間中の値で、7月31日のKRX最終終値は171万8千ウォンだった。チャートは筆者提供。
指標は決めた条件に価格を入れて印を付けるだけだ。戦争も政策変更も、需給のゆがみも、翌日の人々の恐怖も知らない。暗号資産を想定した指標が韓国株で大きく反応した事実は、「韓国株でもよく当たる」より「韓国市場が暗号資産のように荒くなった」と読むほうが自然に感じる。
緑の三角形には責任感がない。外れても静かに次のローソク足へ進む。損失が出た時、結果報告書をきちんと提出するのは私の口座だけだ。
昨年SKハイニックスを買わなかった人の正直な悔しさ
私は昨年、SKハイニックスに投資しなかった。今回のストップ高を見て何も感じなかったと言えば嘘になる。この指標で何度も笑い、泣いたが、ハイニックスを逃した件は完全に後者だった。株価はストップ高、私の保有数は安定して0株を維持した。求めていた安定とは少し違った。
しかし、その悔しさは今の買い理由にはならない。「あの時買うべきだった」と「だから今買うべきだ」の間には大きな論理の穴がある。逃した利益は損失のように感じるが、その感情を追いかければ別の本物の損失に出会うかもしれない。
今回のシグナルが後から正確な底に見える可能性も、激しい反発を説明できなかった印として残る可能性もある。今は分からない。その不確実さを指標の色で隠さないことが、私にできる最低限の正直さだ。
今回あらためて書いた境界線
私はこの指標を捨てるつもりはない。常に正しいからではなく、自分の気持ちがどこで揺れたかを記録する装置として役立つからだ。ただし、次の四つを一緒に確認できなければ、シグナルだけで行動しない。
- なぜ入るのかを一文で説明できるか。
- 間違いを認める価格や条件を先に決めたか。
- 上昇を逃すのが怖くて焦っていないか。
- 実際に耐えられる損失の範囲で大きさを決めたか。
シグナルは出発点であって承認ボタンではない。特にストップ高の翌日は、分析より追いかけたい気持ちのほうが速く実行される。開発では自動実行を便利だと思うが、投資では人間の最終確認を意図的に残したい。
KOSPIとKOSDAQの反発が本当の回復の始まりなのか、過度な下落後の荒い反動なのかは、時間がたたなければ分からない。私の新しい買いシグナルも同じだ。今確実に分かるのは、市場が大きく揺れ、私の欲と後悔を同時に起こしたということだけだ。
今回は緑の三角形を見て結論を急がず、先にこの文章を残す。取引より記録を先に実行した。少なくとも、その注文は約定エラーが少ない。
